■掲載第2号 景観CGの制作過程について 第一章ではCG制作についての基本的知識を掲載いたしました。この章では具体的なテクニックの説明をしますので今後のテクニック向上に役立てて下さい。
さて、左の図はCADにてCGの下書き入力をしている図です。画面をクリックすると拡大されますので大きな画面で詳細を確認下さい。

プロが使用するCGツールの場合、モデラー(CGデータを入力するソフトのこと)はアプリケーションに標準でセットされています。現状ではビギナーが使用するCGソフトの場合は貧弱なモデラーしか付いていないようです。弊社の場合、建築CGを多く手がけている関係上、モデラはそれ専用のソフトを使用してデータを作成しています。代表的なソフトにAUTOCAD・microcadam・microstation他などがありますが、どれをとっても内容は最高水準です。本格的にCGを手がけたい方は高価なCGソフト(30万〜)を購入するか、建築用三次元CADソフトの検討をおすすめします。寸法やリアリティーを多少犠牲にしてもCGらしさを追求したい方は独学でモデリングテクニックを追求することも可能です。

■三次元CAD 景観シミュレーションを制作するには実際に目に映る風景をコンピュータの中に忠実に再現しなくてはなりません。忠実であればあるほどリアリティーが増してきます。弊社では早くからCG業務に興味を抱き「動く絵」の魅力にとりつかれ日夜CGアニメーションの研究をしてきました。その過程でCADソフトに出会い、また、外国のCGソフトのグレードの高さにショックを受けました。CGを始めてから今年で10年近く歳月が経過し様々な問題、データ入力の試練を踏み越え忠実再現に向けたヒントを蓄え業務へフィードバックしています。そういう意味では、今からCGを始められる方は制作環境が整っているためグレードの高い作品を作るチャンスが多くあります。
 

■レンダラー それでは、実際に使用した例をもとに説明いたします。右の絵はCADデータをマッキントッシュへ持っていきレンダリングーソフトで開いたものです。レンダラーソフトでは情報に基づき(階層「レベル・レイヤー」とも言う)各部の素材情報を指定していきます。そして光源設定、環境設定などを調整しレンダリング(コンピュータに絵を作成させることを指す)します。左下の図はレンダリングされたイメージデータです。なお、CGに興味があり今後CGを作りたいのであるが本章を読んでもさっぱりわからない方は連絡くださればアドバイスいたします。この項の詳細情報は今後いろいろな事例を通して説明していきたいと計画しています。計算され視覚化されるとCGらしくなることがお分かりいただけると思います。実際には線画情報の知識が最終成果である完成図に反映するのですが、「線情報がどのように設定されている」と言うことがプロの技なのです。ここで紹介しているライブラリは当社で無料提供しているライブラリに登録されているデータを配置したものです。作業時間は、5分ほどでレイアウト、1分ほどでレイトレーシング(計算方法の用語を指す詳細は以後掲載)したものです。従って細部は多少荒い仕上げになっていることに気づかれたと思います。いずれにしても10分少々の時間でこのような絵が出来てしまう時代ですから最近の機械の性能には満足しています。さらに弊社のデータベースを活用いただければ作業効率は飛躍的に伸びると期待しております。

■第三章 プロのモデリングテクニック を観る

これまでの掲載情報
1.景観CGとは
2.CGの制作過程を知る
3.プロのモデリングテクニック
4.CGの表現について
5.CGアプリケーションについて
6.CGアニメーション
7.CG技術編 寺院建築制作過程
8.航空機を制作する
9.空港関連施設を作る
10.インテリアシミュレーションを制作する


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